沖縄の戦場  平和祈念塔にて

斎場御嶽(せーふぁうたき)に続いて、平和記念塔に来ました。
駐車場から歩いて、建物に入って数分経つと、ものすごい勢いで雨が叩き付け、風が吹き荒れ始めました。

山川を超え、堪え忍び、恐怖の中を逃げまどい、生死をさまよい、死ぬことを覚悟した者達の多くの戸惑いや困難、無念な思いがここに集結しています。自ら命を絶った者が、なんと多いことか。

何処の戦争においても、仕方なく命を絶った者が戦場には多いものです。しかし、ここの特徴は自らすすんで命を絶った者が、多いということです。そのことの無念さが、ここに呼んだ理由です。

戦争でおおくのものたちが死んでいます。原爆で数知れない命も奪われました。それでも、沖縄の悲惨さは、言うに耐えないほどです。死の恐怖を感じながら、死ぬことを選択せねばならなかった者達の思いは、この地に凝縮しています。

この思いを払拭してください。

強く、祓う意識を持って、この地を歩いてください。平和記念館は、それほど意味のある施設ではありません。貴方が歩きながら、祓い清めてください。

お話を聞き終わり、施設を一巡して出ようとしたときには、風雨はピタリと治まっていました。

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