「新乾坤(しんけんこん)への生き方について」  【気功講義 Vol.32】

我らが師こと「カメ仙人」の気功講義をご紹介していきます。

「新乾坤(しんけんこん)への生き方について」について、3回にシリーズの1回目です。

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「新乾坤(しんけんこん)への生き方について」 1/3

 アメリカにて1930年頃から2000年ほどの間で、幸福に思っている人の率を調べる統計があります。その年月の間に国民の所得は、ほぼ右肩上がりで約4倍にふくらみ、経済的には相当裕福になっているはずですが、幸福だと思っている人の割合は30パーセント前後を行き来し、いつの時代も変化がありません。

 どうも人の幸福感とか心のあり方というのは、ある条件の生活レベルを満たしていれば、いくら裕福であろうが関係のないことのようです。むしろ昨今の自殺者の増加や、巷に溢れる鬱病患者の数を見るにつけ、「もっとお金を・・・」「更に高い地位へ・・・」という社会全体の競争格差を煽る方向付けこそが、人々の「幸福への道」の盲目的逆走を奨励しているかのようです。

 人の生活というのは、当面暫く変わりなく続いていくと思います。ただ人の経済活動を因とする異常気象などの災害や地震・津波、世界各地で無差別に起こっているテロ等から、いつ自分にそれらの非常に限定された過酷な生活が強いられるかも判りません。まったく明日は我が身と言わざるを得ないのです。

続く・・・



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気功 高山 晩秋 DP1

気功講義

Posted by masuda