「新陳代謝」と 「モノの道理のムジョウ」について 【気功講義 Vol.35】

我らが師こと「カメ仙人」の気功講義をご紹介していきます。

「新陳代謝」と「モノの道理のムジョウ」について、4回にシリーズの1回目です。

***** ***** ******

 題に上げた「新陳代謝」とは、古い物が去って新しい物がこれに代わっていく事ですが、生物学的には体内の物質代謝のことで、英語で言えば  METABOLISM。最近はやりのメタボリック症候群という言葉はここから来ているのでしょう。一般的には体内の物質の入れ替わり、細胞の新旧交代など を指しています。

 ひとつ視線を体外に向けてみると、それは全く体内と同じく新陳代謝されていることが解ります。

 つまり人の身体も動植物も、岩も空気も水も地球も宇宙も、皆そうなのです。有形有象の物、総てに寿命があり、新しい物に入れ替わっているのです。このことから我々の居る三次元物質世界は総て新陳代謝系統であるということが言えます。

 モノが生まれ、栄え、繁殖して、次の命を産み出して、やがては淘汰されていく。そのことは、発展的な歩みを繰り返しているように見えますけれど、モノに は無情にも必ず死に絶えるということがおこります。そして、次から次に新しい命が産み出され、その命は、精一杯に生きて、さらに工夫をして新しい生命を産 み出すという、新たな発展を重ねます。

 しかし、それとて、生命の終わりがあり、次の命に引き継がれてバトンタッチしていくということがおこります。つまり、全ては、新陳代謝の中で生きています。

続く・・・


写真をクリックすると大きくしてご覧になれます。

国分寺 大銀杏

飛騨国分寺の大銀杏。 Panasonic DMC-LX3

気功講義

Posted by masuda