「理想的な体型の人」推論  【気功講義 Vol.79】

我らが師こと「カメ仙人」の気功講義をご紹介していきます。

「理想的な体型の人」推論について、2回シリーズの前半です。

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 ここでいう「人として理想的な体型」とは、「見てくれ」がどれだけ良いかということではなく、健康的に見て、或いは長寿のためにどんな体型がよいかということです。まず肝脂肪、内臓脂肪がなるべく少ない状態で、かつ皮下脂肪がある程度ついていることが、理想とされます。
程よい脂肪の量は身体の健康にとって重要であるという点にきちんと着目しなければいけません。脂肪は少なければよいというものではなく、痩せすぎない、太りすぎない、その中ほどがちょうど良い脂肪の量であることを認識する必要があります。

 BMIで言えば、スポーツマンでない通常の人々で22から24の、「少し太めかな?」位の体型が最良と思われます。この条件を満たしていると、体内の全てがよりよく調和し、人として物理的に一番快適な条件が生まれる様なのです。しかし、BMIの数値というものは、公衆衛生的な統計上の数値な訳ですから、個人の条件によっては、前後するということは、承知しておかなければいけません。このBMIの平均的な数値を見るならば、22から24が理想的であるとは言えますが、個人の持つ身体の条件、身長や体重の条件は、骨の長さ、太さなど個々に異なることになります。厳密に言うと全ての個人には当てはまらなくなります。

 その「少し太めが長生きする」原因は永い人類の歴史の中で、ほんのつい最近まで、いや一部ではまだ続いている飢餓との戦いの痕跡にあります。食料の有るときに肉体の中に出来るだけため込んで、食べることが出来なくなったときに備える様な肉体機能を、人は永い飢餓の歴史の中で具備する様になったのです。反面、飽食に備える様には出来ていないため、過食に走り常時栄養盈満(えいまん)に足りた現代先進国の中では、肥満が瀰漫(びまん)することになってきました。しかし現代常識では、この少し太めよりは筋肉隆々たる肉体を、ほとんどの人々が理想とし、少しでも体脂肪(肝脂肪や内臓脂肪をも含め)を減らそうと、無駄な、そして無理な、むしろ不健康に向かう努力をしようとしているのです。

BMI(body mass index)体格指数とは・・・・
BMI=体重(Kg)÷身長(m)÷身長(m)
通常の判定では
 25.0以上          肥満
 18.5以上 25.0未満  正常
 18.5未満          痩せ


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気功講義

Posted by masuda