人格統合調和法

人格統合調和法で 年齢相応の体験を伝音する

人格統合調和法で 年齢相応の体験を伝音することがあります。
それは、どの意識に入って、実際に役立たせ使われるのか?
意識にはいるのか、人格に入るのか、伝音された体験がどのように使われていくのか。
それを最大限に活用するためには、どうサポートすれば良いのかをお話ししましょう。

人格統合の中で渡された、伝音された体験というものは、
顕在意識の中に融合されるのではなく、人格の中で使われていきます。

それによって、新しく統合して誕生した人格が、
体験を悟って、体験に近づくための自信を得て行動していく、
何かしら体験したような既視感、すでに体験をしたような自信を伴って、
次々に新しく体験を積んでいくことが可能になるわけです。

それは、きわめて安定したことであり、新しく生まれた人格が、
全くいつも新しく動揺しながら体験していくのではなく、
はじめの一歩が自信にみちた一歩になるという意味では非常に貴重なことです。

人格の中に伝音され使われるのですから、人格が分裂した状態で伝音しても意味がありません。
寧ろ混乱するだけです。

しっかりと統合した後、足りない情報をたった一つ残った人格に伝音するのです。

人格統合調和法

人格統合調和法にて、

1.人格が複数有れば1つに統合する。
2.それらの人格の中に、人を傷つけるだの、盗む、怠ける等の有害な情報=末性は、排出する。
3.潤滑な精神活動を営めるよう調整する。
4.四つの意識を心で常に調和出来るようにする。
5.末性排出による情報の不足や、その人の年齢・性別相応で平均的な経験を加速して積めるように促進させる。

等のことを処理し、その後のご自分の修練と、貫頂帯功の受功によって、
日々変わっていく意識などの変化をその都度調和を取る必要があります。

これらを達成するためには、有形の肉体的にも無形の意識や調和・調整に膨大なるエネルギーを必要とします。

通常では為し得ない事をするわけですから、
ご本人の
「自らが治す」
という固い決意と修練の継続が必要です。

人格統合調和法を受ける事は、全くご本人にとっては受け身なことなので、軽く考えがちですが、
ご自分の人格を変えるという途轍もない事が行われているという大いなる自覚を持っていただきたいのです。

人格統合調和法

そして、通常肉体に反映される人格は、一つのみですが、
多重人格者においては、入れ替わり、いくつかの人格が反映されたり、
希(まれ)に同時に複数の人格が反映されパニック状態に陥ることもあります。

そして通常は、顕在意識が肉体に反映されるのですが、これもまた希に、
他の意識が反映されてしまうこともあります。(fig.7参照)

人の意識が肉体を動かすのは、人格を通して動かします。
多重人格では、その人格がいくつかあるので、
人格が入れ替わった時、入れ替わった人格ごのと経験・体験・情報が異なっていれば、行動パターンも異なってきますし、
前の人格が経験したことを引き継いでいなければ、記憶がないなどのことが起きます。

人格統合調和法

通常「多重人格」といっている時の「人格」とか、
人格統合調和法にて対象にしている「人格」とは何を指しているのでしょうか?

人には五つの意識(魂、本性、顕在意識、潜在意識、心)があることを、
既に日之本元極の講座の中で明らかにして来ています。
そして、その中の顕在意識が肉体を動かす役割を担っています。

それでは、人格とは顕在意識のことをいうのでしょうか?
否(いな)、人格とは、
「物質的環境・知識・情報」「物質的経験・体験」「人的環境・知識・情報」「人的経験・体験」を通して、
肉体に投影された顕在意識のことをいいます。

人の構造をしっかり把握していないと、意識と人格を混同してしまうことになります。(fig.6参照)

魚眼に位置する4つのそれぞれは、現在のその者のそれぞれをいうのではありません。

その者の肉体が、母親の胎内にある時、
ほぼ4ヶ月目頃に心と4つの意識がその肉体に連結された時から現在のその者が経験してきた、
それら全ての蓄積をいいます。