元極功法習い始めの頃―遠隔送気(5)

ペタしてね

おでこの真ん中に左手が引っ付いてしまって、取れなくなったAさん。次から次へと大変なことが起こってきました。30分ほど引っ張っていたら、「ベリッ!!」と音がして、手が剥がれたそうです。

その様子を聞いて、私は直感的に「天目」が開いたのではないかと思いました。
元極功法では、「貫頂・開天目」という、秘法が受け継がれています。この力を持った者に、その功法を施術してもらうと、受講者は皆「天目」が開き、その後の修練によって、潜在能力が開発されやすくなるのです。

その時、私は、まだ「貫頂・開天目」をする力を、師から授かっていませんでしたから、「天目」が開く事は、不思議な出来事でした。

その後、また暫くしてAさんから電話を頂き、
「おっしゃった通り、太陽が肉眼でくっきりと見えました。生まれて初めて満月のような太陽を見ることが出来ました。不思議なことですねぇ。」

本当に驚くようなことの連続で、いささか疲れた様子でしたが、昨日とは打って変わって元気そうなAさんの声が、受話器から伝わってきました。
(つづく)