「環排」の手の形 と気の流れ―4

予備式で立って、両手を身体のサイドに付けている場合には、気は飽和状態になり、中脈の下黄庭に向かって気が運び込まれて次への準備段階に入ります。
中脈上では、ほぼ飽和状態で下黄庭に集まるように入って、陰と陽の脈で循環します。

このとき、手のひらを前に向けると気は督脈に集中して、督脈の流れが下から上に集中して強くなります。
手のひらを後ろに向けると、任脈に気が集中して入り込んできます。

過敏な方々は気分が不快で、ともに前後に倒れそうになります。
手のひらを後ろに向けると身体は前にたおれ、手のひらを前に向けると身体は後ろに倒れます。

ほんの少し手の甲を前に向けるだけでも、体内での気の流れはジグザグとして不安定な流れ方をします。

ほとんどの方は、こうした微妙な流れを感じ取ることができませんが、体内で起こっていることは全く同様なことが起こっているわけで、感じないから少々姿勢が悪くても良いとはいえません。

古くからなぜ、この「予備式」という姿勢が大切にされてきたかが、お判りになったでしょうか?

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