絶食と嗜好の変化について 4

絶食は、完全絶食でなければいけないのかというご質問も出てきそうなので、
予めお答えしておきましょう。

例えば、「禁煙」をしたい者、「禁酒」をしたい者などについては、
その期間に限って、断酒、禁煙だけをしてはいけないのか?

食を断つまでしなくても良いのではないか?と、お考えの方々もいらっしゃることでしょう。

その方法でも可能ですが、身体の条件があって、精神的にもトラブルがなければ、
絶食をした方が、効果を高める力をもちます。

それは、どうしてかというと、
その絶食を機に、気持ちが変わり、
身体が変わった、意識が変わったと明確に意識が出来るからです。

ココだけを辞めて、日常生活の食事を変えずにいては、嗜好の変化が、
その日を境に劇的に起きていると、気がつかない場合もあります。

そうした意識の変化に非常に鈍感な、鈍い人々も少なからずいらっしゃるということは、
経験的に充分判っています。

しかしながら、我々が絶食を指導し、それを執り行うには、極めて煩雑になりますし、
遠隔で施術する場合などは特に、管理監督はほとんど不可能ですから、
ご自分の責任の下で、絶食を行っていただくしか有りません。

絶食は、正しく執り行わないと生命の危機にも及ぶ危険なことです。

医師の指導や、正しい指導書に基づいて執り行うべきで、
自己流には絶対しないことです。