味噌と溜まり


以前、
「伝右衛門」という味噌と溜まりを紹介した事があります。
私は、愛知の伝統的な味噌、一般には八丁味噌といわれる物と、そこから派生する溜まりが大好きです。

今では、全国的に有名になった、岡崎のXXXという八丁味噌は、
名前だけは全国区になりましたが、伝統的な味を守りきれず、堕落してしまいました。

ところが、あまり知られていないような田舎の片隅で小規模に作り続けている「伝右衛門」や、

今回ご紹介する「南蔵・青木弥右ェ門」などに、伝統が守られ旨い味噌と溜まりが作り続けられているのです。

この二つの蔵の製品を比べてみると、伝右衛門の方が頑(かたく)なに製法を守り続けていて、
一般受けしにくいかもしれませんが、昔からの味噌と溜まりの味が残されていると言えましょう。

一方、弥ェ門の方は、現代風な料理にも微妙に合わせられる美味さがあります。
まあ、これは個人的な好みの領域になるでしょうね。

ちょっと、お高いですよ。