ダリはどうやって絵を描いたか?(1)

昨年夏、名古屋市美術館で「ダリ展」がありました。日之本元極では研修ということで、スタッフ揃ってこの展覧会を見に行きました。
ダリは、数多く妻の絵を描いています。それについて我々には、奥さんのガラが、金銭欲のきわめて強い人だったので、その金銭欲のエネルギーを彼に渡し、彼が、絵を描いて欲を昇華する、という循環をしていたのではないか?と思われました。そこで「ガラの魂」「ダリの顕在意識」にその辺の事情を聞いてみることにしましょう。
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(ダリの妻の魂より)
欲というものは、限りなくほとばしるようなエネルギーがわき出すモノです。そのエネルギーの先には、寄り集まってくる欲のかたまりがあります。欲が欲を産み、また、その先に欲を産むというように、集結してくるものです。同じ波動の欲は、溜まってきます。

わたしは、絶大なる欲望の固まりとして、ダリとともに暮らしました。
ダリは、それによって、描く欲を満たし、私は、彼によって金銭の欲を満たしていきました。物にとらわれて、傲慢にむさぼるように、より集めていくという欲の結果が生命力を生み出し、生命力と泥仕合のような欲の連鎖が、みにくくも生き生きとした、美貌を生み出しています。

ダリは、自分にないものを妻が持っていることをよく分かっていました。そのために、妻を描くことで満たされたのです。妻の姿にひかれた訳です。

彼は、いともたんぱくな性格でした。ものごとにあまり捕らわれない。懸命に絵を描くことに執着した人です。他の物事には、あまり捕らわれなくて、形を写して、描くことに意欲を満たした人です。

生活そのものは、捕らわれない結果、質素でした。傲慢な彼女(ガラの顕在意識)の欲望というのは、彼の描く欲を満たすために、常に昇華されていきました。わたくし(ダリの妻ガラの魂)は、ダリに絵画を描かせるために、彼女(ガラの顕在意識)を誘導したということです。

わたしは、そういう役割を持っていましたからダリの妻(ガラの顕在意識)をそのように誘導しました。世の中には、悪でも善になり、善でも悪になるということは、よくあることです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~注)人には、魂、本性、顕在意識、潜在意識、心の5つの意識が共存している。

(続く)

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