人の構造について 7


意識 3

前述のように、実際の人の構造は一般で認識されているものと大きくかけ離れています。

自分が認識している人の構造と言っても、改めて聞いてみると、

「心とは何か、意識・人格とは?」
など、はっきりと定義出来る方は希でしょう。
いや、殆ど存在しないと言い換えた方が適切かもしれません。

 旧中国元極学功法では、下図「元極図による人間の構造モデル」のように、人は新陳代謝系統の本命と、
情報系統の本性の統合体であると説明してきました。

一面それはやむなく方便としての真実ではありますが、
人の本質はもっと複雑な構造をしています。

それをここで初めて明らかにしていきましょう。

 人には物質としての肉体があることは明らかで、どなたもこれに異論を唱えることはないでしょう。
この3次元物質世界で、我々は肉体を基礎として精神活動も営んでいます。

この精神活動が問題で、心や意識がどこにありどんな構造なのか、
長い人類の歴史の中で未だ解明されていない重大かつ難解な全人類探求必須の大課題なのです。

この難題の回答を元極功法は長い期間と多くの高徳の士達のきびしい修練の蓄積結果として、
保有伝達されてきています。

簡単に言ってしまえば、今まで本性としてきたモノは、
下図「もとつきわみ図による
人間の構造モデル」のように「本性」、「魂」の二つの意識に分けられます。

また、本命は、物質としての肉体の基礎の上に、
「顕在意識」、「潜在意識」という二つの肉体意識が存在します。